2022/06/30 15:42
フィッシュレザーとは、なめし処理をほどこした「魚の革」のことです。
魚ならではの美しい鱗模様が特徴的で、他の動物とは全く違う魅力があります。
よく「生臭くて脆くないですか?」と聞かれます。
しかし、フィッシュレザーはそんな想像を覆します。
魚と言っても生臭さは一切無く、牛革などと同じレザー特有の香りがします。
また、魚特有の繊維がクロスハッチ構造になっている為、魚の皮の薄さからは想像できない程の強度があります。
世界的に見てもまだまだ生産量は少ないですが、近年これまでの牛革などとは違った、新しいエコレザーとして注目されつつあります。
そして日本では、古来アイヌの人々が鮭皮を靴や服に加工していたという資料が残っているほど、実は歴史のある素材です。
そんなフィッシュレザーを作る上で大切な工程が「なめし」という作業です。
その工程については、ぜひフィッシュレザーができるまでをご覧ください。